【元AGAクリニックスタッフが説明する】本当のAGA(男性型脱毛症)!

こんにちは!あずまです!

今回はAGA(男性型脱毛症)を理解していただくためにAGAとはなんたるかについて詳しくお話していこうと思います。そして憎きAGAの原因についても詳しくお話します!

これがAGAの全貌です‼‼

【元AGAクリニックスタッフが説明する】本当のAGA(男性型脱毛症)!

 

AGA(エージーエー)とはAndrogenetic Alopesiaの略で[男性型脱毛症]成人男性にみられる髪の毛が抜ける症状のことです。
早い方だと10代後半から、脱毛が始まります。
額の生え際や頭頂部のどちらか一方か両方から髪の毛が薄くなっていきます。

 

日本全国で約1260万人の方がAGAの症状があります。15歳~64歳男性の人口は約3700万人なので日本の成人男性の3人に1人はAGAということです。そのうちの約650万人はAGAに対して何らかのケアをしたことがあると言われています。

半分くらいの人はAGAに対してなにもされていないのですが、AGAは進行性の症状なので何もしないままで過ごすと、どんどん髪の毛は抜けていくだけです。
失ってしまった髪の毛を生やすのは大変なので、まずは今ある髪の毛が抜けないようにすることが大事です。とにかく早めにケアをするべきなのです!

AGAの原因

ではなぜAGAになってしまうのか、その原因についてお話します。
その前に知っておいてほしいことが髪の毛の成長周期です。ヘアサイクルとも言われますが、一人の男性の髪の毛は全体で10万本以上生えています。1日50本~100本ほどが自然に抜け落ち、3,4か月後に新たな髪として生えてきます。

 

この3,4か月を休止期と呼び、生えた後2年~6年ほど成長期があり、2週間の退行期ののち髪はまた抜けます。このサイクルをずーっと続けるのですが、AGAになると髪の毛が生えにくくなったり、抜けやすくなったりとヘアサイクルが乱れます。一番厄介なのが成長期が縮まる点です。AGAにおける成長期は数か月から長くても1年です。成長が早くなるわけではなく変わらないので、十分に成長しきらず細く短い毛のまま抜けてしまうのです。

なぜヘアサイクルが乱れてしまうのかというのが疑問に残りますね。

原因は一般的に男性ホルモンや遺伝の影響、生活環境などが主な原因と考えられています。

 

AGAの原因①男性ホルモン

その中でも、最も大きな原因として考えられているのは男性ホルモンです。男性ホルモンもいろいろありますが、そのひとつにテストステロンというホルモンがあります。こちらはみなさんも聞いたことがあると思います。

テストステロン自体は筋肉や骨格の形成、生殖機能の向上、集中力・記憶力の向上など、心身の健康に影響を与えると言われていますのでなくてはならないホルモンなのですが、5αリダクターゼ(5α還元酵素)という酵素の働きで、ジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンに変換されてしまいます。このホルモンが毛乳頭細胞にある男性ホルモンの受容体に結合することにより、ヘアサイクルが乱れてしまうのです。

ジヒドロテストステロン(DHT)自体も胎児期には胎児の外性器(陰茎)の正常な分化という重要な役割を果たしますので必要なホルモンなのですが、思春期以降には、AGA、ニキビ、前立腺肥大などの症状を引き起こしてしまいます。

 

AGAの原因②遺伝

その他の要因としては遺伝も考えられます。
とある研究では、AGAの人はX染色体にある男性ホルモン(アンドロゲン)の受容体遺伝子に変異が目立つことが分かり、 遺伝子変異のため頭皮でアンドロゲンの働きが強まって、髪の毛が抜けやすくなるのではないかとみている。

※アンドロゲン=3種類の男性ホルモンのこと

①テストステロン ②デヒドロエピアンドロステロン ③ジヒドロテストステロン

男性はXとYの二つの染色体を持ち、X染色体は母親から遺伝する。そのX染色体は母方の祖父から遺伝するため、母方の祖父が薄毛なら自分も薄くなる可能性が大きいです。確認してみてください。

 

クリニックにいかなくても遺伝子の検査ができるキットもありますので気になる方はこちらも使ってみてはいかがでしょうか。

「自分の髪の将来がとても心配・・。」という方に

AGAの原因③生活環境

睡眠不足、運動不足、喫煙、過度な飲酒、ストレス、偏食など不規則かつ不摂生な生活をしているとAGAの進行は加速します。
適度な運動、バランスの良い食事を摂り、十分な睡眠をとるように心がけましょう!

 

 

AGAは一生治らない?

結論からいうとAGAは治りません。

なぜかというと、先述のAGAの原因①の男性ホルモンは一生涯体内に分泌され続けるからです。

そして髪の毛はなくなるまで抜け続けます。

AGA治療の内服薬の主な作用は、テストステロンがDHTに変換されないようにすることです。男性ホルモンの数は変わらないので、内服薬の服用を止めるとまた元通りになってしまいます。

脱毛の進行は止まることはありません。なるべく早くに治療をしましょう!

 

まとめ

 

・AGAの原因はヘアサイクルの乱れ

・AGAの原因は

①男性ホルモン ②遺伝 ③生活環境

・AGAは一生治ることはない

 

 

です。

 

次回はAGAの進行度チェックについて書きたいと思います。

⇒AGA(男性型脱毛症)の進行度チェックを自分でしてみましょう