AGA治療薬の効果や副作用、ひと月の費用・服用する期間を詳しく説明!

こんにちは!あずまです!

 

AGA治療を始めたい人

「薄毛の対策としてAGA治療薬を使いたいけど、何を使えばいいかわからない。

どのくらいの金額がかかるのか知りたい。

どのくらいの期間、薬を飲めば効果が出てくるのか知りたい。

薬だから副作用とかあったら怖い。」

 

もろもろのお悩みを解決したいと思います。

 

この記事は以下の内容を解説しています。

・AGA治療薬の種類

・AGA治療薬の効果と副作用、ひと月の費用と治療期間

わたくし、あずまは

・AGA専門クリニックにてスタッフとして3年間勤務

・延べ1万人ほどの患者さんを見てきた

という経歴の持ち主です。

 

AGA治療薬の効果や副作用、ひと月の費用・服用する期間を詳しく説明!

 

プロペシア(フィナステリド)

プロペシア(フィナステリド)の効果

 

テストステロンが5-α還元酵素(Ⅰ、Ⅱ型)によってAGAの原因であるジヒドロテストステロンに変換されてしまいます。フィナステリドはこの5-α還元酵素(Ⅱ型のみ)を阻害して、テストステロンがDHT(ジヒドロテストステロン)に転換されないようにしてくれます。

 

原因物質であるDHTが減少するので乱れていたヘアサイクルが元通りになり成長する前に抜けていた毛髪が抜けなくなります。

 

要するにDHTによる脱毛作用を抑止するものであり、発毛に作用する薬ではありません。しかし今まで抜けていた毛髪が頭皮に留まり、成長するので毛量が増えたように感じます。

 

日本では2005年12月にプロペシアの薬剤名で万有製薬(現:MSD)から発売されました。保険適応での処方は一切なく、全て自費治療です。海外では既に60か国以上で承認されている一番有名なAGA治療薬といってもよいでしょう。

 

フィナステリドは1mg錠を1日1回1錠服用するだけでよいので簡単に続けることができます。食前食後も問わずいつ飲んでもよいのでこれもまた続けやすいですね。

 

”フィナステリドは、男性型脱毛症の進行抑制として、98%の人に効果があった。”という臨床試験のデータがありますが、AGAは進行型の症状なので薬の服用を始める前と後で「不変」のときは進行が止まっていると考えるので効果が出ているということになります。ですので”98%の人に効果があった”としているのは「不変」の人も含まれているのです。

 

ですのでこれ以上髪の毛が薄くなるのは耐えられないという現状維持目的の方にはおすすめです。

 

 

プロペシア(フィナステリド)の費用

プロペシア先発品の最安値は湘南美容外科とAGAスキンクリニックの1か月分4,200円です。(初回のみ二回目以降は値上がり)

プロペシアは特許が

切れているのでジェネリックメーカーが発売しているのでコストを抑えることができます。

フィナステリドジェネリックの最安値は湘南美容外科の1か月分1,800円です。(初回のみ二回目以降は3,000円)

プロペシア発売当初は1か月1万円ほどだったのでかなりコストダウンされていて、1か月3,000円から高いところでも6,000円でAGAの基本的な治療ができる時代になりました。

 

プロペシア(フィナステリド)の副作用

 

・特に重篤な副作用は報告されてはいないが、肝機能障害が起こり得る可能性があるとされている。
・1%以上5%未満に性欲減退
・1%未満に勃起機能不全、射精障害、精液量減少

・発現率不明 睾丸痛、男性不妊症・精液の質低下、乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、眩暈、そう痒症、蕁麻疹、発疹、血管浮腫

 

 

発言率不明の副作用と肝機能障害はクリニック勤めているときも症例はなかったので、ほぼないと思います。ただ性欲減退やED症状は何例かあったので、可能性は低いですが頭の片隅に入れておきましょう!

 

プロペシア(フィナステリド)の治療期間

 

AGAは進行型の症状のため服用を中止すると症状が出てきてしまいます。
もしもうこれ以上薄くなるのは嫌だと思われるのであれば、半永久的に飲まなくてはいけません。

 

プロペシア(フィナステリド)の効果が出てくる目安

 

 

~3か月
抜け毛の減少
生え際に産毛が目立つ

 

~6か月
産毛が太くなり伸びる
薄毛が目立たなくなり始める
周囲の人から「増えた?」と言われる

 

~1年
明らかな抜け毛の減少
後退していた生際が前進
毛髪のボリュームを感じる
美容師に「増えた?」と言われる

 

 

1年服用して改善が見られないなら服用をやめたほうがよいです。

 

ザガーロ(デュタステリド)

ザガーロ(デュタステリド)の効果

 

プロペシアでは5-α還元酵素のⅡ型のみを阻害してテストステロンがDHTに変換されないようにしていましたが、5-α還元酵素はⅠ型もあります。ザガーロはⅠ、Ⅱ型両方の5-α還元酵素を阻害するのでプロペシアより効果が強いです。
ザガーロを製造しているGSK(グラクソスミスクライン社)の治験のデータによるとプロペシアの1,5倍~1,6倍の増毛効果があるとされてます。プロペシアより効果が強いので現状維持以上を希望する方におすすめです。

ザガーロも0,5mg錠を1日1回1錠服用するだけで、食前食後も問わずいつ飲んでもよいのでこれもまた続けやすいですね。

 

 

ザガーロ(デュタステリド)の費用

 

ザガーロの最安値はこちらも湘南美容外科とAGAスキンクリニックの1か月分4,800円(初回のみ二回目以降は値上がり)

日本では2016年に発売された薬なので特許が切れておらずジェネリック医薬品がない状況です。そのためプロペシアよりコストがかかります。

ザガーロのコスト:1か月4,800円から高くて9,500円ほど

 

ザガーロ(デュタステリド)の副作用

プロペシアと同様!
この一言です。強いて言うなら性欲減退やED症状の相談が若干プロペシアより多かったかなという印象です。

 

ザガーロ(デュタステリド)の治療期間・効果が出てくる目安

プロペシアと同様!
AGAは進行型の症状のため服用を中止すると症状が出るため、もしもうこれ以上薄くなるのは嫌だと思われるのであれば、半永久的に飲まなくてはいけません。
効果がないならやめたほうがよいです。

 

ミノキシジル

ミノキシジルの効果

 

詳しいメカニズムは解明されていないが、毛母細胞(毛の元になる細胞)に直接働いて細胞分裂・増殖が活性化され、髪の毛が生えてくる。

 

ミノキシジルの副作用

 

 

外用薬:頭皮のかゆみやかぶれ湿疹・発赤が出ることがある。特に敏感肌の人は出やすいです。

内服薬:初期脱毛・動悸・不整脈・全身多毛症・むくみなどが見られます。

 

クリニックに勤めていて一番相談が多かったのはむくみです。気にならない程度の方もいれば、明らかにむくんでしまった方もいました。体内に入れるのでその分効果も副作用も大きいイメージです。

 

ミノキシジルの費用

 

外用薬であればイースト駅前クリニックの1か月分5,500円が最安値です。
内服薬はこちらもイースト駅前クリニックの1か月分8,200円です。

 

ミノキシジル自体を単剤で処方しているところが少なく、他の薬剤とのセットでの処方が多かったです。ミノキシジルだけ使用しても抜け毛を抑える効果はないので抜け毛を抑える薬との併用が効果的となるからだと思います。

 

ミノキシジルの治療期間

 

効果が出てくるまで半年~1年ほどかかります。早い方で2,3か月で何かしらの変化があります。

 

基本的には飲み続けたほうがよいですが、コスト的に厳しい場合ある程度改善されたらいったん中止してもよいかと思います。ヘアサイクルが正常であれば一度生えた髪の毛は2年~6年の間、成長を続けるためです。そしてまた薄くなったと感じ始めたら服用を再開する。この繰り返しをすればコストを抑えることができます。

AGA治療薬一覧比較表

 

プロペシア
(フィナステリド)
ザガーロ
(デュタステリド)
ミノキシジル
効果 AGA原因物質であるジヒドロテストステロンが増えるのを抑える
(変換酵素Ⅱ型を阻害)
⇒抜け毛が減り、毛髪が抜けずに頭部に留まる
⇒正常な成長期を経て太く長い毛髪になるため増毛した様になる
AGA原因物質であるジヒドロテストステロンが増えるのを抑える(この効果がプロペシアの1,5倍~1,6倍)
(変換酵素Ⅰ,Ⅱ型を阻害)
⇒抜け毛が減り、毛髪が抜けずに頭部に留まる
⇒正常な成長期を経て太く長い毛髪になるため増毛した様になる
毛母細胞に直接作用
⇒細胞分裂、増殖が活発になり新しい毛髪(産毛)が生えてくる
特徴 抜け毛抑制 抜け毛抑制+α 発毛促進
副作用 重大な副作用の報告はなし
性欲減退やED症状が起こる可能性がある(約1%)
重大な副作用の報告はなし
性欲減退やED症状が起こる可能性がある(約5%)
内服:初期脱毛、動悸、むくみ、めまい等
外用:頭皮のかゆみやかぶれ
費用 最安値で4,200円/月
ジェネリック:最安値 1,800円/月
最安値で4,800円/月 外用薬:5,500円
内服薬:8,200円
期間 早くて3か月ほどで抜け毛が減るなどの変化
半年~1年続けて効果がないなら辞めたほうがよい
基本的には半永久的に服用する(やめれば症状は進行する)
早くて3か月ほどで抜け毛が減るなどの変化
半年~1年続けて効果がないなら辞めたほうがよい
基本的には半永久的に服用する(やめれば症状は進行する)
早くて2か月ほどで髪の毛が生え始める
半年~1年続けて効果がないなら辞めたほうがよい
基本的には半永久的に服用する(やめれば症状は進行する)

 

まとめ

記事のポイントは

 

 

・プロペシアとザガーロは抜け毛抑制、ミノキシジルは発毛促進の薬

・重篤な副作用はほぼない

・一か月の費用は、1,800円~10,000円程度

・治療期間は半永久的(自分で決められる)

・早ければ2,3か月で何かしらの効果が出てくる

 

 

以上です。

 

現状維持ならプロペシアだけでよいですし、+α効果を求めるならザガーロ

もっと髪の毛を増やしたいならミノキシジルを併用するべきです。

 

あとはなるべく早く治療を始めましょう!